雑談力についての研究 その2
女子大生A「最近さ~寒くなってきたよね~」
女子大生B「わかる~」
女子大生A「こういうときって人肌恋しくなるよね」
女子大生B「そうそう~!」
女子大生A「てかこの前C子が『この時期サメ肌恋しくなるよね』とか言っててマジ魚類(笑)」
女子大生B「ウケる(笑)」
女子大生A「でもちょっとサメ肌触りたいよね」
女子大生B「わかるわかる!」
前回に引き続き今回も「超一流の雑談力」から引用して雑談力のお話をしていきます。
前回↓
超一流の雑談のエッセンス
4 なるほどですね、そうですね、は「聞いていない人」の反応
雑談をうまくやる為にはうまく話すことだけではなくて、
うまく聞くことが重要になってくるそうです。
聞き上手になれってことですね。
これは人間は自分の話を聞いてもらえると嬉しくなる、安心する生き物
だという考えに基づくものです。
(コミュ障には45億年かかっても理解できなさそうな考えです)
そこで相手が話しているときに聞いているのか、いないのか
分かりにくい反応はNGだということです。
その反応の代表が「なるほどですね」「そうですね」だそう。
冒頭での女子大生の会話はよくスター〇ックスなどで聞けますよね。
見ればわかるようにBは全く話を聞いていません。
サメ肌触りたい気持ちがわかる女子大生はいません。なのにわかるといってます。
わかりません。
(この記事のせいで明日からなるほど、そうですね、が言えなくなった)
5 相づちの「さ」「し」「す」「せ」「そ」
料理の「さしすせそ」といえば「刺身醤油、しょうゆ、酢醤油、せうゆ、ソイソース」ですが、相づちにも、よい相づちの「さしすせそ」が存在するようです。
これをつかうことで話し手に「あなたの話は価値がありますよ」
「あなたの話をちゃんと聞いてますよ」とアピールできるのだそう。
そのさしすせそとは、以下の通りです。
「さ=さすがですね」
「し=知らなかったです」
「す=素敵ですね」
「せ=センスがいいですね」
「そ=それはすごいですね」
な、なるほど。冒頭の会話の一部に当てはめてみよう。
女子大生A「てかこの前C子が『この時期サメ肌恋しくなるよね』とか言っててマジ魚類(笑)」
女子大生B「センスがいいですね。」
女子大生A「でもちょっとサメ肌触りたいよね」
女子大生B「素敵ですね。」
…
違和感。Bから漂う森羅万象を包み込む女神感、英語のリスニングの会話問題の答え感。
6 魔法の質問「何か特別なことをされているんですか?」
「質問」は話を広げるための大事なポイントです。
その中でも相手が話したくなるような聞き方をすることが、
雑談をするうえで重要だそう。
そこで本書がすすめているフレーズが「何か特別なことをされているんですか?」
というもの。例えば相手の肌がきれいだったり、相手が健康だという場合などに使えます。
ex)
A「赤井さーん!どうしてそんなにおっきくなっちゃったんですか~?何か特別なことをされているんですか~?」
赤井「なんでやろなぁ……」
会話が滑らかに広がりましたね。(真顔)
こういう風に使うのだそう。
(次回に続く…)